謹賀新年
明けましておめでとうございます。
と、いうことで、年明け最初の投稿は年末年始のご報告から。
例年は大晦日に馴染みの居酒屋から御節をピックアップして実家に帰るのですが、なんと大晦日~元旦のカウントダウンのイベントが発生しまして。
ご縁がありまして、一般参拝前の神田明神さんを見学させていただけることになったのです。
ピックアップした御節(無添加手作りなので、大晦日しか受け取れない)を実家に届け、とんぼ返りでまた神楽坂の自宅に戻り、近所に住む友人と23:00に飯田橋駅で待ち合わせ。
坂下の翁庵さんは外で蕎麦を売っているどころか、お店も営業していました。
実は年末年始をこちらで過ごすことが無かったので、ちょっとした驚き。
街中は子供たち(と言っても、高校生・大学生ですが)がザワザワしています。そういえば唯一の公認夜遊びができる日もんなぁ。ワクワクするよなぁ。毎晩の夜遊びで、そういう感性、忘れていたよと苦笑い。
電車は比較的空いていましたが、やはり門前は人の波・波・波。
ちなみに、門前、最前列の参拝客の方は昼の14:00から並んでいたそうですよ。
今回声をかけてくれた友人が待つ焼き鳥屋台につくと、強面で凛々しい、どストライクな袢纏姿の面々が勢ぞろいしていて、ドキドキと胸が高鳴ります。
邪魔にならないように端で麦酒なんぞを飲んでいるうちに、時間が参りました。
袢纏の衆がやおら立ち上がると、門の内側へと向かいます。
神田明神さんと言えば今やアニメファンの聖地ということをすっかり忘れておりました。
コラボコーナーには痛バックや痛Tの方々の群れ。というか、あの痛Tのお兄さん、よく考えたらコート着てなかったんだけど、寒くないのか。愛は寒さを超えるのか。
そんなことを考えながら、案内されてロープをくぐると、そこは静謐の世界。
閉ざされた門の前に、鉄杖を持った男衆と袢纏姿の男衆がずらっと居並びます。
いよいよ0:00。
門が開けられると、男衆の木遣りの声が上がり、一列に、厳かに神前への歩みを始めます。鉄杖の「ガラガラガラガラ・シャン」という音が響き渡り、その何とも厳かな雰囲気に息を飲みました。
実は、参拝の初めにはこんな儀式があったんですね。
本当に素敵なものを見せていただきました。
とは言え、寒さ極まりなく、大晦日営業をしているお店に飛び込み「年越しちゃったね蕎麦」をすすりながら明け方まで感動を語らい、翌朝。
帰宅して一眠りしてから実家に向かいます。
10:30頃に家を出てみると、神楽坂は普段の休日よりも人出が無く、静かでした。
まぁ、元旦ですからね。皆さん、いらっしゃるのは翌日以降でしょう。
毘沙門さんもあまり並んでいなかったので、ゆっくりと参拝し、今年のご加護をお願いしました。
皆様も豊かな実りある1年になりますように。
本年もよろしくお願いいたします。