「新潮講座」体験記

今回は、「新潮講座」を受講したお話しを。

KBC会員の方は割引価格が適用される「新潮講座」、文章にかかわる講座がとても充実しています。

昼間から明るくミステリ!

教室は神楽坂駅矢来口を上がると目の前にみえるカフェ・べローチェのビル3F。駅から1分もしない好立地です。教室に入ると、一面窓で明るい!

 

受講したのは、新潮社出版部の現役編集長・新井久幸さんの「読みたい人、書きたい人のための、ミステリ入門」

伊坂幸太郎さんや道尾秀介さん、米澤穂信さんなどを担当されてきた敏腕編集者が、ミステリのいろはを教えてくれる講座です。

「ミステリ」に必須のお約束とは? 「謎」はどう構築するの? どんな「犯人」が魅力的?

などなど、ミステリを書いている人にはもちろん、読むのが専門ですという人も、知れば一層ミステリを楽しめる話が続きます。

 

米国版、英国版、あなたはどっち派?

このミステリ講座では、講義のほかに「読書会」も。課題図書を読んだうえで解説を聴くことで、ポイントが理解しやすくなると実感。

今回の課題図書は、クリスチアナ・ブランドの「ジェミニ―・クリケット事件」。

作家も作品も“非常に通好み”だそうですが、最初に世に出た「米国版」と、その後の「英国版」とでは冒頭と結末が変わったという特徴が。謎とき部分は同じでも、それを引き立たせる舞台設定が違うと、余韻や印象に大きな影響を与えます。

受講生に聞くと、英国版が好きという方がやや優勢。新井編集長によると、人は先に読んだほうを好む傾向があるそうです。

 

この冬、ミステリデビューを!

ミステリ話を続けましょう。

このたび新井編集長の講座がまとまり、『書きたい人のためのミステリ入門』という新書として刊行されました。

そしてなんと、紀伊國屋の新宿本店などではこの本の刊行記念ブックフェアが開催中!

新井編集長お薦めのミステリ作品が並べられています(1月14日まで)。

入門書を片手にお薦め本を読んでいけば、一気にミステリ通になれそうです。

 

新井編集長の「新潮講座」、1~3月は日本人のよく知られた作品を取り上げます。

中でも注目すべきは3月。デビュー時から担当していた伊坂幸太郎さんの『重力ピエロ』がどのように生まれたのか、著者とのやりとりも踏まえてお話しいただけるそうです。

これは、見逃せません。