マニアフェスタvol.3

金曜日から土曜日にかけては近所の友人とゲストハウス再び。
今度は馬喰横山、炉端焼きができるというIRORIにお邪魔しました。ですので、今回はキッチンというより、炉端スペースを拝借しての夕飯。隣のスペースに座った高校生連れの方々とお話をしたり、九州から来たという銭湯マニアのおじ様とお話をしたり、楽しい夜でした。

 

さて、翌日は何をしようか。
馬喰横山から上野までは歩いても40分程度なので、上野あたりで何か…というところで思い出しました。
週末に開催される「マニアフェスタVol.3」があることに。
以前、lakaguでのトークショー「お散歩進化論」にも登壇された松澤茂信さんが主宰している「東京別視点ガイド」の企画です。
正直に言いますと、なんだかよくわからなかったんですが、まぁ、友達も一緒だし、上野までの道中の末広町あたりだし、ノリで行ってみることに。
しかしながら。
これがなんとも、このスペースではお伝えしつくせないほどの面白企画だったのですよ。

 

―以下、パンフレットより―

あるのに見えない、世界がみえた。
マニアとは、見えてる人たち。
庭先のゴムホースだったり、道に落ちてる手袋だったり。
あるのに見えなかった、何気なく通り過ぎていたのに、美しさや面白さ、呪いを感じている人たち。
「マニアフェスタ」はそんな視点を、グッズに、本に、イベントに、いろんな方法で表現する祭典。
ここに来たあなたは、もう、いままでどおりに歩けない。素通りできない。
そう、あなたも、もう見えてる人なのだから。

 

 

……まさかこの言葉こそが呪いになろうとは。

会場のarts千代田3331は廃校になった小学校をリノベーションした施設。その体育館でマニアフェスタは行われていました。
学校の階段をあがり、2階の体育館の入り口で当日券を入手。
暖簾をくぐる前から、物理的な熱気に慄く。
そして、1歩会場に入ればそこは異世界。
90以上のブースでマニアたちの世界が展開されている。最初はとりあえず「怖々」「遠目」で全てのブースを眺めて歩く。
そして、改めて勇気を出して気になるブースの方にお話を聞いてみることに。

 

その① 顔ハメ看板にハマるマニア(顔ハメ看板ニスト塩谷朋之)&自分の顔ハメ姿を自撮りするマニア(裏パネOLらんちゃん
お二人とも別々の参加なのですが、隣り合わせなのです。
片や「顔ハメをした顔を正面から撮る」、片や「顔ハメしている自らを背中から撮る」。
なんのこっちゃわからないと思いますが、そういうことなんです。
元からのお知り合いではなく「この世界を通じて知り合った」そうなのですが、待って、その世界、どこで繰り広げられているの?
あくまでも「自撮り」でなくてはならないので、三脚は必須で、人がいない時間に急いで撮る!など、苦労話もたくさんあって奥が深かったです。

 

その②カラーコーンマニア(からーこーんから
カラーコーンマニアは素材マニア、メーカーマニア、いろんなアプローチの方がいらっしゃるそうで。
からーこんからさんはそのシチュエーションやストーリー性に心惹かれるそうです。
なぜ、これだけ古いままなのか、なぜこんな無残な姿でもそこに立っているのか。
お話を聞いてから、どこを歩いていてもカラーコーンに目が行ってしまう。
パンフの「素通りできない」がまさに呪いの言葉になりました。

 

その③いぬくそ看板マニア(うんこ看板
まさに「ふんの始末は飼い主の責任です」的な看板を鑑賞する方です。
配っているフリーペーパーをそのまま掲載したくらいなのですが、看板を発見したときの注目ポイントだけご紹介させていただきます。
1.公共性に注目(設置場所、設置者) 2.感情に注目(既製品か手作りか) 3.飼い主VS地主の構図に注目(設置枚数や密度)
だそうで、きっとこの方、新しいものだけでなく定点観測的にパトロールもなさっているのだろうな。

 

その④変なフォントと変なサイコロマニア(波間のかけひき
計画中の遊びに向けてサイコロを買わなきゃなと思っていたので、そのせいで目が留まったのかもしれません。
フォントも扱っていましたが、とにかくたくさんの種類のサイコロ、、、、、ん?おかしくない?なんでバーコード?
「それが一番実用的ですよ!」
と言われても、バーコードリーダーを当てないと出目がわからないって!どんだけメンドクサイのよ!!
他は?と思うと、素数のサイコロであったり、2-7のサイコロだったり、6の倍数のサイコロだったり。
と、言いながら……おもわず買ってしまいました。

このほかにも
もじグッズづくりマニア(露蜂房)※めちゃくちゃ可愛いです。空想地図マニア(地理人タナザキテ)※「それ、もはや妄想ですよね。」の問いに「空想と妄想の狭間に生きているのです」と。
離島マニア(離島ひとり旅)※日本人しか入れない、全周300メートルほどの離島を教えていただきました。アジアのはやべえオモチャ(やべーオモチャ)※とにかくオモチャがシュールでコワイ!怪奇事件、珍事件マニア(穂積昭雪)※国会図書館などで昔の新聞から地方紙まで、くまなく読んで探すんですって。終末観光マニア(八画文化会館)※「コンクリート動物百景」なる冊子の表紙はなんと神楽坂のアノ公園のアレです!
などの方々にお話を聞きましたが、木のこぶマニア(coburushi)とか、ゴムホースマニア(中島由佳)とか、牛乳パックマニア(Milk Carton)とかもじっくりお話を聞きたかったですね。

カラーコーンはもちろん、これからはお話を聞いたすべてのものを見るたびに引っかかるんだろうなぁ。
私も、もう既にあっち側の世界に足を踏み入れている。
次回開催がいつ頃なのかはわかりませんが、これからも別視点ガイドを要チェックして心待ちにしています。

追伸
少し毛色は違うかもしれませんが、「路上探検者たちによる展示即売会」通称:路探祭というのが11/3-4江ノ島で行われるようですね。
こちらは地図とか乗り物、街角で見かけた風景などの方に寄っているのかな。
お時間があれば是非。
新しい世界が待っています。