落語カフェ

週末は久しぶりに「落語カフェ」に行ってきました。

みなさん、寄席に行ったことはありますか?
ホール落語は?

寄席はご存知、一年中落語が見られる落語専用の会場。
ホール落語は普段は落語を上演しない劇場やホールで開催される落語会。

そして、落語(演芸)に特出したライブハウス的な会場が「落語カフェ」。
カフェで落語会ならともかくとして、先に落語会ありきでカフェ、ですよ!
小さな会場だからこそ出来る、実験的な会や勉強会。
オープンして10年、流派を問わず二ツ目さん以上の若手はみんなお世話になっている会場なのです。

 

そんな落語カフェは神保町の神田古書センタービルの5Fにあります。入口は古書センターの裏手。ちょっと胡散臭い(失礼!)。

 

カフェだけあって、通常はテーブルと椅子が設置されていますが、落語会となるとこのように会場設定を。さすがに落語を愛する店長が開いた会場ですから、どの席からも見やすいです。
椅子には飲み物ホルダーが付いてるんですよね。ありがたい。
実はカウンターで購入できるサングリアが美味しいのです。
仲入りでお代わりしちゃう程。

 

室内に入ってまず「おお!」と思うのが天井中に貼られた芸人の手拭いや千社札。
圧巻です。
思わずじっくり見ちゃいます。他にも落語関連の本棚があったり、開演前に見ているだけで楽しい。

 

 

昨日は個人的にも仲良くさせていただいている柳家小傳次師匠の「コデンジ・スパーク」。

まずは小傳次師匠が高座に上がって「厄払い」。
先だっての文楽でおさん茂兵衛の隠れ家に偶然現れる門付けの「万歳」。
それを観ながら「落語に厄払いってネタがあったなぁ」とボーっと思っていたのですが、まさか翌週これを聴くとは。
そう、江戸の風物詩やら生活やらは全て落語が教えてくれたんですよねぇ。
落語が好きだから杉浦日名子さんの「一日江戸人」と読んでると楽しくて楽しくて。

そしてゲストの春風亭ぴっかりちゃん。
アイドルのようなビジュアルから繰り出されるサバサバしていてちょっと毒舌の入ったマクラが楽しい。
ネタの名前はわからないけれど、林家彦いち師匠の二ツ目時代の新作落語とその新作をぴっかりバージョンにしたものを続けて口演した後に仲入り。

この会は小傳次師匠の自主企画なのですが、なんと言っても師匠が習っているヴァイオリンの披露が目玉。
なので仲入り後はおもむろに、ヴァイオリンと楽譜を持った袴姿の小傳次師匠が登場します。
何度見てもシュールだわ。
そしてご披露されるのですが、大真面目に弾いているのに会場は堪え笑いの渦。
いや、おかしな表現と思われましょうが、そうとしか言えないのです。
是非とも体感したいという方は3/31の鈴本演芸場の余一会昼席へどうぞ。
なんと、さん喬一門の落語会であるにもかかわらず、その師匠に「ヴァイオリンで高座に上がるよう」に言われたそうで。
本人曰く「私は『弾ける』とは言っていない。あくまでも『習ってる』と言っいるのだ。むろん、師匠さん喬の前で披露したことはない。」と。
どうなることでしょう。行きたくなってきちゃった。

とは言え、小傳次師匠。
最後はネタおろしの「居残り佐平治」できっちりシメました。

ああ楽しかった!

追伸:
ちなみに落語カフェさん、本日、10周年記念で武道館で落語会やってます。
スゴイですよねぇ。落語であのミュージシャン憧れの武道館ですよ。
ともあれ、おめでとうございます。
今後もますますの弥栄を!!