公開空地?

何かとご縁がある会社があります。
職務上無縁の会社なのに、何年かに一度その会社に勤めるという人と親しくなる。

というのは地元で飲食するから、というのは自明の理なわけだけど。

と言うことで、その歴代の友人のひとりに誘われて、初めて会社訪問しました。

 

日建設計さん。

「落語会があるのだけれど、一般枠が少しだけあるから来ませんか?」
と誘われまして。
しかも今、もっともチケットが取れない落語家の一人、一之輔師匠の会というではありませんか。


会場は社内のホール。

20年を超えて興味があった日建設計さんに入れるだけでもワクワクです。
会社前で待ち合わせをして、いざお邪魔。
彼も、彼も、彼も、彼も、ここに通っているのかぁ。感慨深いなぁ。
開放的でシンプルなお洒落な会社ですねぇ。

 

この会は旧国鉄貨物駅跡地の再開発地区で地域のコミュニティを深めていこう、という趣旨のようです。
ここで、耳慣れない言葉を聞きました。

 

公開空地

 

何ぞや。
簡単に説明を聞くと、「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」というものがあり、遊歩道や公園など、だれもが利用できる公共のスペースを設けることにより建築の規制緩和がなされる、と。
ざっくりですけど。
言われるまでは気に留めていなかったのですが、よくよく考えるとそこかしこに存在してますよね。


この地域は飯田橋のエドモンドホテルから日建設計のある地域まで、ベンチがたくさんある遊歩道になっていました。


何度も歩いている地域なのに、この遊歩道には気づかなかった。
ホテルの一部だと思いこみ、通り抜けることが出来るということを知らなかった、と言うべきでしょうか。
そして、日建さんの社屋前にはベンチと木の周りに配したテーブル。


以前から素敵なスペースだと思っていたのですが、そういうわけか。
公開空地は、ただのスペースになっていることがままあるけれど、一歩先に進めよう。
もっと積極的にコミュニケーションを広げていくスペースにしよう、という考えから作られたらしく、実際に晴れた日にはこのテーブルで打合せをしたりすることもあるそう。
なんだか素敵だなぁと思いました。

この条例の柱の一つになっているのが、木造住宅が密集して災害時の危険度が高い地域の再編。

となると、部分的には谷根千や神楽坂に無いとは言い切れません。
が、どちらもそれが地域の大切な景観であり伝統であり文化です。
なので、これを大上段に当てはめてしまうのはちょっと乱暴だなぁと思うのですが、そうでない地域ならすごい素敵なことが出来そうな気がするんですよね。
と言うのは、素敵な例を見たからかな。

公開空地には必ず標示があるようです。
みなさんも目にしたときに、なるほど、さて、どんな使い方が楽しいかな?って想像してみませんか?