せんべろ
せんべろ、という言葉をご存知でしょうか。
「1000円でべろべろに飲める」ということのちょっとオーバーな言い回し。
定義は人それぞれだと思うのですが、なんとなく「お酒2杯につまみが1品で1000円」というのが私のイメージです。
神楽坂にはたくさん素敵な店がありますが、このせんべろ店となると難しい。
神楽坂は1軒でゆっくり食事とお酒を愉しんで、それからBarでさらに会話を楽しむというスタイルがが似合う街ですから。
せんべろ。
まいてやハシゴ酒となるとそれは不可能と言えましょう。
しかし、そうなると無性にせんべろ旅に行きたくなる。
そこで週末は神楽坂を飛び出して、上野まで足を運びました。
アテンドしてくれるのは、以前神楽坂に住んでいて、転勤ののちに台東区に住んでいる友人。
参加者は神楽坂界隈の友人たち。
せっかくなので、待ち合わせは西郷隆盛像。
いやあ、上野公園はごった返していました。
もちろん、アメ横も考えられない混み様だったので、メインの通りを外して移動。
最終的に中華・もつ焼き・揚げ物・魚と4軒のお店を回りました。
各店とも移動と在店時間を合わせて1時間ずつくらいでしょうか。
最終的に計算をしたら、本当に1人当たり1軒につき約1000円になっていて驚きました。
たまにはこういう遊び方もいいですね。
さて、実はこのせんべろハシゴ酒が最終目標ではなかったのです。
ソメイヨシノはすっかり葉桜となってしまいましたが、八重桜はまだまだ楽しむことができます。
ハシゴ酒の〆は、ワインを持ってお山に登り、八重桜を寝そべって見上げること。
八重桜を見ようという花見客はあまりいないので穴場なのです。
機会があればぜひ、寝転びながら花を眺めてみてください。
現実が遠ざかるようで、とっても幻想的ですよ。