BURNOUT SYNDROMES
BURNOUT SYNDROMESというバンドをご存知でしょうか。
私が初めて彼らを知ったのは、あれはどこだったかしら、ライブハウスを出たときに配布していた2曲入りのCDを聴いたときだったかと。
家に帰って聴いてみて、まず「すごく好きだな」と思い、ライブに行く機会はなかったけれど、動向をチェックしていたら全国流通版のアルバムが発売されると嬉しい情報。
もちろんアルバムを購入し、ますます心を惹かれ、その翌年に出たアルバム「文學少女」を聴いて、衝撃を受けたのです。
まさに青春文學ロックバンドでした。
彼らはその翌年にEPICレコードジャパンからメジャーデビューしているのですが、とにかく、曲のタイトルだけで、小説好きだとわかります。
「檸檬」※アルバム「檸檬」に収容
「吾輩は猫である」※アルバム「孔雀」に収容
「銀河鉄道の夜」※自主制作アルバム「プリズム」に収容
内容は、小説の内容に沿っていたりいなかったりしますが、本好きとしてはなんともそそられるではありませんか。
そして、インディーズバンド最後のアルバムタイトルとなった「文學少女」に至っては、歌詞の中に「雪国」「惜夜記」「桜の木の下には」「蜘蛛の糸」「羅生門」「城の崎にて」「走れメロス」「人間失格」「ダンスダンスダンス」「檸檬」「蜜柑」「斜陽」「河童」「こゝろ」「破壊」「夜間飛行」「銀河鉄道の夜」「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」「限りなく透明に近いブルー」と、組み込まれているのです。
おお。すごい。
文学に直接に関連していなくても、世界観がファンタジー小説のようだったりして、本当にいいなぁと思うのです。
それから、歌詞に文語調が多用されているところもグッときますね。だって、「ゆめゆめ」とか、若い人はあまり使わないでしょう?
ほぼ全ての作詞作曲の担当はギターボーカルの熊谷和海さんのようですが、最近はどんな本を読んでいるのかなぁ。
どこかで本に関するトークショーやってくれないかしら。
今月のライブ、行けないのが本当に悔しい。。。
追伸:
先月リリースされた「孔雀」というアルバムの中の「吾輩は猫である」という曲。
とても可愛い曲ですし、くるねこ大和さんとコラボしたMVなので、是非ともご覧になってみてください。