校閲講座見学会

角川文庫、宮木あや子さん著作の「校閲ガール」が連続ドラマ化されたのが2016年。去年も単発でスペシャルドラマが放映されました。

それまでは文字をチェックするだけと思われがちだった校閲が、実はそれに留まらないということを、このドラマで知った方も多いかと思います。

その風も受けてか、新潮講座でも大人気の「校閲講座」。

見学会があったので参加してみました。

 

 

 

講師は校閲畑40年の言語の魔術師、井上孝夫さん。

校閲部の方たちは個性的で飛びぬけた才能、知識、能力をお持ちの方が多い。

廊下で普通に電話をしている校閲者の声を通りすがりに何気なく聞いていると「!?!?!?何語じゃ?これ?」ということもよくあること。

井上さんも何か国語も操る方だというのは聞いていましたが、まさか、画の才能もあるとは。。。

講座は主に井上さんが作成したテキストと実践編のプリントで展開されていくのですが、このテキストがすごかった。←買ったの。

可愛いイラスト満載で、「あらぁ、手がかかってる。どなたかにイラストを発注したのかしらん。」と思ったら、井上さん自身の画だった。ほんと、どれだけ才能あるんですか。

 

今回は「ミスが生れる時」に焦点を当てた内容。

これが、校閲だけでなく仕事全般にも通じる内容だったのです。

井上さん自身の失敗談や、日ごろの考え方などを差し込みながらの説明もとてもわかりやすくて、「講師としての才能もあるんかいな。」と更にびっくり。

すべての項目が心に残ったのですが、「鳥の眼と蟻の眼」の話や「誤植が目に入って『しめた!』と思った時が危ない」という話。「小さい部分に気を取られていると逆に大きい文字でミスをする」というのも、あるある!!と大きくうなずいてしまいました。

生徒さんたちもものすごく熱心で、講義終了後も講師の元に集まり質問の嵐。

 

 

 

すごく面白かったです。現在は後期・実技編なのですが、こんなことなら前期からすべての講義を受けたかった。
次は絶対に申し込もうと思います。

 

 

追伸

講義の資料を購入した時についていたクリアファイル。

噂は聞いていましたが、よくできてる!

資料を挟んでいるときは「赤字がデザイン化されているのねー」くらいに思っていたんですが、資料を抜いてみてびっくり。

下側は普通にゲラが印刷されていて、そこに上を被せると赤字がぴったり重なるんですよ。

こりゃナイスアイデア!オシャレ!

これ、欲しい人たくさんいるだろうなー。

それから、井上さんてば。

テキストのイラストから薄々気づいてはいましたが、レッサーパンダがお好きなんですね(笑)。