二の席

寄席の初席に行けなかったので、二の席に行ってきました。

 

寄席というのは、新宿末広亭上野鈴本演芸場浅草演芸ホール池袋演芸場の都内4軒、国立演芸場を入れて5軒あるわけですが、10日ごとに顔付けがかわります。

1日~10日を上席(かみせき)、11日~20日を中席(なかせき)、21日~30日を下席(しもせき)、31日は余一会という特別番組が組まれます。

正月に限り、1日~10日を「初席」、11日~20日を「二の席」と呼ぶんですね。

 

 

 

せっかくなので、近所に住んでいる就職の決まった大学生と寄席デート。

 

二の席はどの寄席も素晴らしい顔付けで悩むところですが、前から「一緒にバッセン(バッティングセンター)に行こう!」という話をしていたので、両方堪能、そして徒歩移動できる新宿末廣亭に決定。

 

まずは15:00頃、歌舞伎町のオスローバッティングセンターで待ち合わせ。
ふっふっふ。若者よ。少々おねーさんを甘く見ておるかもしれんが、実はわたくし、なかなかやるんです。

というのも、入社したころ周囲が空前の草野球ブームでして、なんと社内に5チームもあってリーグ戦を組んでいるくらいだったのです。

私が入っていたチームは登録選手の人数もギリギリで、結局マネージャーの私がフル出場していたということもあり、ガンガン打てちゃうんです。

しかし、そこはさすがに現役生(大学の野球サークルに入っている)。なんとホームランを打ち放しました。


何が起こっているのか、一瞬わからなかった。

今でも気が向けばバットを振っている私ですが、目の前でホームランを見たのは初めてで、大興奮です。

その後、私もずっと狙っていたけど、やっぱり打てなかったなー。残念。

 

 

その後、歌舞伎町のホテル街でホストが店員を務める「歌舞伎町ブックセンター」(ホストクラブではないんです。そして、神楽坂かもめブックス柳下さんセレクトやホスト書店員として参加しています。)や外国人観光客が押し寄せる「サムライミュージアム」など、DEEPなスポットを紹介しつつ、末廣亭に。

末廣亭二の席夜のトリは国宝・小三治師匠とさん喬師匠。
小三治師匠のトリの日だし、初日だし、混むだろうということで、昼トリの時間には寄席に入ります。


入ると昼のトリの市馬師匠が高座に上がっていて、御慶を演っていました。
嬉しいですねぇ。このネタは正月しかかけられないネタですし、市馬師匠のネタの中でも私が大好きなネタのひとつ。

「ああ、私にも正月きたなぁ。」と晴れやかな気分に、、、しかし、、、携帯が鳴るなぁ(苦笑)。

仲入り(休憩)で携帯をついつい見ちゃいますが、その後再び電源を切ることをお忘れなく。

 

末廣亭は昼夜の入れ替えはありませんが、やはりそこを区切りに出る方もらっしゃるので、難なく椅子席に座れました。

長丁場ではありますが、さすが飽きさせません。

個人的には、そろそろこの辺で新作が聞きたいと思っていたところでの喬太郎師匠の「夜の慣用句」。あれあれ?今日のにゃん金さん(にゃん子・金魚)は尺が長いなぁ。次の師匠の入りが遅れてるのかしらんと心配してた権太楼師匠の「町内の若い衆」からの小満ん師匠の「時そば」。

うわぁ、このネタ、久しぶりに聴いたなぁという「湯屋番」を一朝師匠が。相変わらず見事な正楽師匠の紙切りからの、待ってました!馬場!の小三治師匠の「千早振る」。

堪らなかったですねぇ。

寄席は本当にいいですねぇ。

 

知人と寄席に行った帰りは、やっぱり飲みながらあーだこーだしゃべりたくなるものです。

ということで、寄席近くの焼肉屋、打上げでもよく使われるという長春館へ。

そうです。実は、就職祝いにご馳走するのが今回のデートの目的。


もちろん、お互いの住まいが近いので、最後の仕上げは神楽坂のバーで。

 

 

 

就職して忙しいときこそ、寄席に行ってね!

きっと、頭を空っぽにして、明日の元気をくれるから!

……の想いを込めて。