文楽教室

昨日は日舞のお師匠さんと稽古仲間、そのまたご友人たちと国立小劇場の「文楽鑑賞教室」に。

会場は若い海外の方が多かったのですが、入口に「母と学生の会」の受付があったので、どうやらそのみなさんたちのようですね。通常の公演とは違うワクワク感で溢れていました。

鑑賞教室用のプログラムは演目の解説、ストーリー、床本。それに文楽の太夫、三味線、人形の解説がコンパクトにまとまっています。

義太夫節は言葉の重ね方が面白いので、床本を読むだけでも楽しい。

2つの演目の間に、実際に太夫さん、三味線さん、人形さんが舞台で解説をしてくれるのですが、これを楽しみに来たのです。

日頃は「ビシッ」と舞台だけを務める皆さんの素の部分に触れられる機会。

文楽を身近に感じてもらおうと、きっと台本も練られているんでしょうね。特に、三味線の友之助さんが面白かった。

以前から細面の若いイケメンがいるな、とは思っていたんですが、しかも面白いとは反則。笑わせにかかる間が晴らしいんですよ。

この方、もとはコントラバスをやっていたのですが、音大の実技試験の前日に盲腸破裂で入院、退院後に文楽の研修生になり、現在に至るという経歴の持ち主らしい。今後も注目しちゃうなぁ。

 

 

鑑賞教室の後は一時離脱。お師匠さんと仲間と3人で神楽坂で最高級の洗える着物を扱っている「(はなぶさ)」さんに向かいます。

昼食を取っていないのでお腹が空いておる。が、この後はみんなが飲んでいるところに合流する、ということで、虫ふさぎに紀の善さんで軽く食べてから買い物をしようと。

玉子雑煮、美味しい♪
お出汁が上品で、御餅に蒲鉾におそうめん、そこにたっぷりのかき玉子。

甘味屋さんで甘味以外のものを食べるのもオツですな。

とは言え、胡桃しるこが心残りだったけど。

 

さて、腹ごしらえもしたことだし、お買いもの。

と言っても、私ではなくお仲間が長襦袢を作るというので、やじ馬でついて行ったんですけどね。

こちらの着物は噺家さんや、和服を着るプロの方々に愛されています。それなりにお値段もしますが、正絹としか思えない品で、しかも洗えるとなれば、そりゃあ贔屓にする方々が多いはずですよ。

後から後から、お客さんがひっきりなしです。

 

 

 

買い物をしてから有楽町に戻り、飲み会に合流。

三味線の藤蔵さんご夫婦をはじめ、ワイワイとやっている中に、戸村宇里さんというデサイナーさんがいらっしゃいまして、なんとその場で似顔絵を描いてもらいました。

似てます(笑)。

このブログの書き手はこんな顔してます。こんな顔に街で会ったら声をかけてください。

和綴じの手作り教本もすごく可愛かった。

藤蔵さんとのお話の中では、忠臣蔵の切腹の段の話が面白かったですね。「客席出入り禁止の通さん場」として上演されるこのシーンでは、楽屋も防音カーテンを引いて三味線の調子合わせが舞台に届かないようにするそう。

それから、太夫・三味線は戯作者の世界観を追い求め表現し、人形は後からそれに追いついてくる、という話も。

伝統芸能という世界の素晴らしさが伝わってきます。

 

 

濃ゆい一日でございました。

 

 

追伸:

1/13神楽坂ブック倶楽部presents

「文士の子ども“被害者”の会 私たちは訴えたい!」

が開催されます。

講師は阿川佐和子さん、内藤啓子さん、矢代朝子さんです。

手前味噌みたいになっちゃいますけど、面白そう。。。