今昔物語後記
「神楽坂今昔物語」行ってきました。
「あとより恋の責めくれば~御家人 大田南畝先生」を読了しまして。
いつも私が散歩するコースで南畝先生が登城してるし、湯屋はあの辺なんだなと想像できるし、めちゃめちゃ親近感を持ち、作者の先生に会うのを楽しみにしておりました。
竹田真砂子先生、本当に素敵な方でした。
モダンで聡明で美人。
疎開こそあったけれど、80年、この地で暮らしてきたってすごいことだな。
終戦の神楽坂の焼け野原の様子なんかは、想像した頭の中の画が残って離れなくなってしまった。
でも、それよりみんなが生き生きを暮していた様子が楽しく伝わってくる話の数々だった。
南畝の話、鏡花の話と、話は尽きませんでしたが、竹田先生、今後は金沢に移られるそうです。
一番印象深かった話。
「重たくなるから歳を重ねると言いたくない。60歳までは重ねてもいいけれど、そこから先は1枚1枚はがしていって、最後には何一つない状態でありたい」
素敵だなぁと思いました。
私もかくありたい。
追伸:
週末は赤城神社のご祭礼。
通りかかったら、出店が着々と準備されていましたよ。